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頭皮マッサージで睡眠の質が上がった理由──そしてそれが薄毛対策につながる科学的背景

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はじめに|「眠りが深くなった気がする」は偶然ではない

就寝前に頭皮マッサージ、とくに側頭部をほぐすようになってから、
「寝つきが良くなった」「夜中に目が覚めにくくなった」と感じる人は少なくありません。

一見すると感覚的な話に聞こえますが、実はこの体感は、
自律神経・ホルモン分泌・血流という生理学的な仕組みで説明できます。

さらに重要なのは、
睡眠の質の改善が、薄毛の進行を抑える要因になり得るという点です。

今回は、
頭皮マッサージがなぜ睡眠に影響し、
なぜそれが髪の健康と直結するのかを、
できるだけ根拠ベースで解説していきます。

なぜ頭皮マッサージは睡眠の質を高めるのか

睡眠の質を左右する最大のポイントは、
脳が「活動モード」から「休息モード」へ切り替わるかどうかです。

この切り替えを担っているのが、自律神経です。
日中は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になることで、
人は自然に眠りに入ります。

しかし現代人は、
仕事・スマートフォン・ストレスなどによって、
夜になっても交感神経が下がりきらない状態になりがちです。

ここで重要になるのが「頭皮への刺激」です。

側頭部や後頭部、耳の周囲には、感覚神経が非常に密集しており、
これらの部位をゆっくり・一定のリズムで刺激すると、
脳は「今は安全な状態だ」と判断し、覚醒レベルを下げます。

特に側頭部は、
食いしばりや精神的緊張によって硬くなりやすい部位であり、
ここが緩むことで、脳の緊張が一気に抜ける人も多いのです。

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※画像引用元:Pixabay(https://pixabay.com/)

睡眠と薄毛をつなぐ最大の鍵は「ホルモン」

成長ホルモンは髪を修復するために分泌される

髪の毛は、伸びている間ずっと作られ続けているわけではありません。
毛根の奥にある毛母細胞が分裂し、修復されることで、
はじめて健康な毛が維持されます。

この修復を担っているのが成長ホルモンです。

成長ホルモンは、
髪だけでなく、皮膚や筋肉、内臓の修復にも関わる重要なホルモンですが、
実は一日中分泌されているわけではありません

最も多く分泌されるのは、
入眠後およそ90分前後の深いノンレム睡眠中です。

つまり、
寝る時間が長くても、
寝つきが悪く、眠りが浅い状態が続くと、
成長ホルモンはほとんど分泌されません。

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https://www.matsukura-clinic.com/wp-content/uploads/2017/05/d5e8b6723519bf56fd4063b6a25556bf.gif

※画像引用元:Wikimedia Commons

この状態が続くと、
髪は「作られない」のではなく、
「修復されないまま消耗していく」ことになります。

睡眠不足が増やすストレスホルモンの問題

睡眠不足の状態では、
本来夜に下がるはずの**コルチゾール(ストレスホルモン)**が高いままになります。

コルチゾールが高い状態では、
血管は収縮し、体は常に「戦闘モード」に近い状態になります。

頭皮では、
毛細血管が縮み、
毛母細胞に届く酸素や栄養が減少します。

さらに、
炎症が治まりにくくなり、
皮脂分泌の乱れや、かゆみ、赤みといった頭皮トラブルも起こりやすくなります。

この結果、
AGAに限らず、びまん性脱毛やストレス性脱毛が進行しやすくなるのです。

睡眠中の血流が頭皮環境を左右する

頭皮は体の中でも血流の影響を非常に受けやすい部位です。
理由は単純で、末端に近く、毛細血管が非常に細いからです。

交感神経が優位な状態では、
血液は生命維持に必要な臓器へ優先的に送られ、
頭皮は後回しにされます。

一方、深い睡眠中は副交感神経が優位になり、
血管が拡張し、頭皮にも十分な血流が戻ります。

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※画像引用元:イラストAC

このタイミングで初めて、
栄養・酸素・ホルモンが毛根に届き、
髪は「維持される状態」に入ります。

睡眠改善を目的とした頭皮マッサージの考え方

睡眠のための頭皮マッサージで重要なのは、
「刺激すること」ではなく、
**「緩めて、脳を安心させること」**です。

強く揉む必要はありません。
むしろ、強すぎる刺激は交感神経を刺激してしまい、逆効果になることもあります。

特に側頭部は、
緊張の逃げ場になりやすい場所です。
ここをゆっくりと動かすことで、
脳の覚醒スイッチが自然にオフに切り替わります。

入眠前の呼吸と組み合わせることで効果は高まる

頭皮マッサージと相性が良いのが、
呼吸を使った自律神経調整です。

とくに、
吸うよりも「吐く」時間を長くする呼吸は、
副交感神経を優位にします。

呼吸が深くなり、
頭皮がじんわり温かく感じられ始めたら、
体はすでに睡眠モードに入り始めています。

まとめ|睡眠は最も土台となる薄毛対策

薄毛対策というと、
薬や外用剤に目が向きがちですが、
それらが効くかどうかを左右するのは、
体の回復力そのものです。

睡眠の質が低い状態では、
どんな対策も十分に力を発揮できません。

頭皮マッサージによって睡眠の質が上がったと感じるのは、
体が本来あるべき状態に近づいているサインです。

まずは、
眠りを整えることを、薄毛対策の土台にする。

それだけでも、
髪と頭皮の環境は確実に変わり始めます。

【画像引用元】
・Pixabay(https://pixabay.com/)
・Unsplash(https://unsplash.com/)
・Wikimedia Commons(https://commons.wikimedia.org/)
・イラストAC(https://www.ac-illust.com/)

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