卵は髪に悪い、と言われたら
あなたはそれでも卵を食べ続けますか?
卵と言えばタンパク質ということもあり
当然髪に良いものというイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、食べ方によっては実はそうでもないのです。
今回は髪に悪い食べ方と良い食べ方があるということについて書いていきます。
生卵は髪に悪い?
実は昔から生卵は髪に悪いと医療に携わる方々の間では知られていたようです。
これには卵白に含まれる「アビジン」という物質に関係があります。
「アビジン」は腸内で「ビオチン」という物質と結合するとされています。
「ビオチン」はアミノ酸の代謝に必要な物質で、
アミノ酸は髪の元となるタンパク質を構成しているものですが、
「アビジン」と結合することで「ビオチン」が体に吸収されにくくなってしまうのです。
これを卵白障害といって、
タンパク質が作られないと、体が他の部分からタンパク質を補おうとします。
すると、生きていくために髪はどうしても必要でないために
まず内臓など必要なところに行き渡っていくため
タンパク質が髪まで行き渡らず薄毛や白髪に繋がってしまうということなんです。
つまり生卵は髪を作る働きを阻害してしまうということなんですね。
卵には髪に必要な成分が多く含まれています
しかしながら、卵が髪に必要な成分が沢山含まれていることは事実です。
- 含硫アミノ酸(シスチン、メチオニン)
- ミネラル (鉄、亜鉛、セレニウム、硫黄)
- ビオチン
これらは髪を構成する働きをする成分で育毛に大いに貢献します。
中でも含硫アミノ酸は髪を健康にするために必須といわれており
これが不足すると髪がやせ細ると言われています。
調理方法
では、どうやって取っていけばいいのかというところなのですが、
大前提に「加熱する」ことです。
しかし、加熱料理ならなんでも良いわけではありません。
実は卵白と卵黄が調理後も必ず分離していることが前提なんです。
卵白には「アビジン」が含まれていることは前述しましたが、
これが卵黄と混ざってしまうことで「アビジン」と「ビオチン」が
早くも結合してしまうのです。
これらが結合してしまうと、髪を作る働きを阻害してしまうことから
「卵焼き」や「スクランブルエッグ」「オムレツ」などは
髪に悪い調理方法だということになります。
髪に良い卵の調理方法
では、髪に良い卵の調理方法は?ということになりますが、
もうおわかりですよね。
卵を混ぜない調理、
「ゆでたまご」や「目玉焼き」が髪にとって良い調理方法となります。
まとめ
卵の髪に良い調理方法は「ゆでたまご」か「目玉焼き」で
「卵焼き」「スクランブルエッグ」「オムレツ」はNGです。
また、生で食べるのもNGであることから
「たまごかけご飯」「すきやきを生卵につけて食べる」等も
良くない食べ方です。
残念ですよね~・・・TKGが駄目だったなんて・・・
加熱&卵白と卵黄が分離した調理方法でないと
髪に悪いということです。
ゆで卵、目玉焼き=育毛効果
卵焼き、オムレツ他、生食=ハゲ効果
卵は以前は一日1個でないと血中コレステロールが上がってしまうと言われていましたが、
現在ではそれが問題ないとされ撤廃されており、
実は1日2~3個が最適なのではないかと言われております。
卵はとても栄養価が高く、間違いなく育毛に良い食べ物ですので
毎日ゆで卵を食べるという習慣は育毛効果が期待出来るかもしれません。