頭頂部が薄くなってきたな~って感じてきたからと言って
即座に「自毛植毛」を選択枠にいれてしまうのは危険です!
という記事を今回は書いてみたいと思います。
自毛植毛というのは簡単にいえば後頭部にある髪の毛を毛包ごと頭頂部など薄いもしくは
無いところへ穴をあけて植え込むというものですよね。
でもなぜ、薄くなってきた部分への自毛植毛は好ましくないのか?
理由は3つあります。
- 頭頂部など薄くなり始めたところは更に薄くなる可能性があるため植毛が無駄になる可能性がある
- 費用対効果が他の治療法に比べて低い(コストが高い)
- 生着率が毛があるところだと本当に成功しているか判断しづらくショックロスが起きれば周りの毛が抜け落ちてしまう
では1番に書いた理由を主に説明していきます。
薄くなった部分への自毛植毛はおススメしない理由
薄くなったからこそ植毛という選択ができるんじゃないの?
どういうこと??
おそらく自毛植毛を検討されていらっしゃる方々の中にはこのような疑問を抱く方がいらっしゃると思います。
しかし、
その部分が薄くなってきたということは、
将来的には更にそこから薄毛は広がっていくことになります。
するとどうでしょう?
植毛した部分には毛は生えていてもその周りは薄毛が進行し、
結局自毛植毛した意味がなくなってしまうという末路を辿ることになってしまうのです。
現代の自毛植毛技術にも限界というものがあるんですね。
それは植毛出来る髪の密度です。
頭皮に穴をあけていくわけですが、通常の毛穴のような間隔では穴をあけていくことは出来ず、
どうしても穴と穴の間隔には一定の距離が必要なわけです。
つまり最小間隔で植毛をしても決して元々の自毛のような密度ではなく、
いくらかはスカスカになってしまうんです。
しかも生着率100%の場合でそれですので、9割であればそれよりもう少し減るし、
将来的にそれがずっと維持できる保証もありません。
そんなことになる結果が分かっていて検討の余地などあるのでしょうか?
しかも自毛植毛はかなりの高額です。大手で施術すれば車が買えてしまうほど。
あくまで私個人的な意見ではあるのですが、薄くなってきた部分に自毛植毛をしてしまう行為は
ほとんど意味のない行為になる可能性が高いので、
もし検討されている方がいらっしゃれば慎重に冷静になって考えてみるべきです。
自毛植毛に向いているケース
では逆に自毛植毛をおススメできる場合についても書いてみたいと思います。
それはずばり!M字やおでこが禿げあがってしまった、
もしくは元々おでこが広い場合です。
M字やおでこが広いという場合、そこにはもう毛は無い状態ですよね。
ということは、なかった部分に髪を植えるわけですから、確実に増えたことを実感しやすくなります。
その後にさらに薄毛が進行してしまえばやはりそこだけ髪が残るという事態にはなってしまうのですが
頭頂部などよりはずっとやってよかった思えるのではないでしょうか。
まとめ
ということで今回のまとめです。
薄くなってしまった部分を自毛植毛する場合は、場所を見極めて
将来的に末永く満足できるかどうか?を念頭に置いて決断するべき
現在は海外で安価で出来る自毛植毛も増えてきましたのでそういったのを検討するのも
良いかもしれませんね。
では今回はこの辺で!